お医者さんに受診しても待合室で逆にリラックスしたり、ストレス解消になり、外来時の血圧が高くなく、高血圧が見逃される場合があります。このように外来時血圧が高くなく、正体を現さない高血圧群を仮面高血圧と呼んでいます。それらの中には早朝時に急激な血圧上昇(morning surge)を来たす早朝高血圧群と仕事中に主に上昇するストレス高血圧群、最後に夜間は通常血圧が下がる時間帯ですが、逆に上昇したり、下降が思わしくない夜間高血圧群があることを示しています(上図)。仮面高血圧群は将来、重大な心血管病や脳卒中を起こしうるため現時点から生活習慣の是正・基礎疾患のコントロール・降圧剤による治療を考慮しなければなりません。このように、外来時の血圧測定だけでは高血圧の本態を見逃す危険性があり、最近ではマイ血圧計を持ち、家庭での血圧測定が高血圧のコントロールに大変重要であることがわかってきました。家庭血圧は随時血圧より約10mmHg低い値をとりますが、朝起床時・排尿後、朝食前・服薬前にリラックスして座位で測定してみてください。夜の血圧も可能であれば測定し、自分の血圧がどのようなパターンなっているのかを知ることは高血圧の治療管理に大変重要です。是非、実行してみてください。小椿クリニックでは、夜間測定可能な血圧計で早朝血圧上昇の有無、深夜血圧を測定して頂いております。 そうすることで、患者様の外来時だけの血圧データではなく、夜を含めた一日広範囲の血圧変動を把握することが可能となり、高血圧治療をきめ細かく行うことができるのです。
(1)起床後、排尿後の測定。排便は後回し。 (2)椅子に座って1〜2分深呼吸 (3)朝食前・タバコ吸わない・コーヒー・お茶を飲まない (4)薬飲まない (5)厚手の服の上にマンシェットを巻かない (6)測定は2回で後のほうを採用 基本は朝1回、できれば夕食後にも1回。大事なのは習慣づくこと。日本高血圧学会が推奨している血圧計は上腕式だけです。手首・指式は不適当
小椿クリニックでは高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満・メタボリック症候群・痛風などの生活習慣に起因した疾患を運動指標を用いて経時的に変化をみております。BMI・歩数/日・運動消費カロリー数/日・総カロリー消費量/日などグラフを用いて評価しています。
上記のように、活動時間・活動度・身体活動パターン・運動量・運動距離・身体活動時間(週別・曜日別)等を用いて、生活習慣病の指導をしております。 まずは自分を知ること。家での活動度、会社での活動度、一日の運動量をみることで、生活のひずみをチェックし、これからのライフスタイルをリセットしてください。
生活習慣病外来では肥満・高血圧・メタボリック症候群の患者さんの中に睡眠時無呼吸症候群を合併している患者さんがおられます。睡眠時無呼吸による低酸素血症が高血圧等の生活習慣病の増悪要因になっていると考えられます。 小椿クリニックでは睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング(簡易モニター)検査を行っています。いびき・昼間の眠気・熟眠感がない・起床時の頭痛・倦怠感などの症状がある方は当クリニクにご相談ください。 睡眠時無呼吸症候群簡易モニターでは下表の測定項目を検査します。 装着は容易で、苦痛や睡眠障害が出るということはありません。
STARDUST フジ・レスピロニクス社提供
・睡眠中の10秒以上の呼吸停止 30回/1晩 ・睡眠中の10秒以上の呼吸停止 5回以上/1時間 現在は低呼吸も含むAHIで5回/1時間以上とされている。 AHI=Apnea Hypopnea Index=無呼吸・低呼吸指数
・いびき ・酸素飽和度 ・脈拍数 ・呼吸フロー ・呼吸努力 ・体位等
・起床時の頭痛 ・日中の強い眠気 ・倦怠感 ・起床時の喉の渇き ・強いいびき ・頻回の途中覚醒 ・集中力の低下 ・夜間の頻尿
・高血圧(健常人の2倍) ・心筋梗塞(健常人の4倍) ・脳血管障害(健常人の4倍) ・冠動脈疾患(健常人の3倍) ・糖尿病 ・居眠りによる交通事故(健常人の7倍) ・仕事上のトラブル ・生活の質(QOL)の低下